Pythonの機械学習ライブラリであるscikit-learn(サイキットラーンと読む)は他のライブラリよりも多くの機械学習手法を利用することができます。
使い方も非常に簡単であるため、プログラミング初心者の方にもおすすめです。
今回はそんなscikit-learnをインストールする方法について解説します。
scikit-learnのインストール方法
早速ですが、scikit-learnのインストール方法を解説します。
pipコマンドを実行するだけ
インストールの方法は簡単です。以下のpipコマンドをターミナルで実行するだけです。
pip install scikit-learn
なお、使っているOSがWindows、Mac、Linuxのいずれの場合でも以下のコマンドで問題なくインストールできます。
確認のためにバージョンを表示
上記のコマンドを実行したら、正常にインストールできているかを確認するためにscikit-learnのバージョンを表示してみましょう。
以下のサンプルプログラムを実行することでインストールされているscikit-learnのバージョンが表示されます。
import sklearn
if __name__ == "__main__":
print(sklearn.__version__)
上記のサンプルプログラムを実行してきちんと結果が出力されれば、正常にインストールが完了しています。
scikit-learnを利用する上での注意点
補足でいくつかscikit-learnを利用する上での注意点を説明します。
関連ライブラリのインストールが必須
scikit-learnはPythonの数値計算ライブラリであるNumPy、SciPyと連携して動作しています。
そのため、NumPyとSciPyを予めインストールして置かないと、scikit-learnをインポートしたプログラムの実行時にエラーが発生していまいます。
必ずインストールしておきましょう。
バージョン管理も必要
同様の理由でNumPy、SciPyのバージョンがインストールしているscikit-learnのバージョンと対応していない場合でもscikit-learnは動作してくれません。
そのため、scikit-learn、NumPy、SciPyのバージョンは常に管理して置く必要があります。
とりあえずはこれらライブラリを全て最新のバージョンにしておくのがいいでしょう。
詳細は公式サイトを
この記事だけではわからないことがある場合は公式サイトをチェックしてみてください。以下にリンクを貼っておきます。