資格試験の勉強を始める前は、まず試験勉強に必要な前提知識を調べることが重要です。
必要な前提知識が無ければ、そもそも試験勉強ができる状態ではありません。
自分がその試験の受験を検討できるだけの知識があるかを把握するためにも前提知識のチェックは重要な作業といえます。
ただ、試験によっては 必要な前提知識が条件次第で変わる場合も あります。
そして、E資格もそのような試験の一つです。
この記事では、E資格の受験を考える際に必要な前提知識を条件別にまとめました。
是非、参考にしてみて下さい。
どの研修を受けるかで前提知識は変わる
E資格の受験資格を得るには、JDLA認定の研修の修了が必須 です。
そのため、まずはどの研修を受講するか選ぶことが試験対策の第一歩になります。
なお、注意点ですが、それら研修はそれぞれ異なる企業が運営しており、研修によって講義内容もサポート体制も微妙に異なるのです。
例をとしては、数学やプログラミングなどの基礎から教えてくれる研修もあれば、それら知識は既にある前提で講義を進める研修もあります。
つまり、受ける研修によって必要となる前提知識も異なる のです。
これについて、もう少し詳しく解説しましょう。
前提知識:基礎講座 あり の場合
研修によっては数学やプログラミングなどの基礎的な部分から教えてくれるものもあります。
これら研修を受講する場合、高校レベルの数学の知識 があればOKです。
E資格の受験を考える人の大半は大学生や社会人であるため、これらの研修を選ぶのであれば、前提知識が云々の心配をする必要はまずないでしょう。
前提知識:基礎講座 なし の場合
逆に数学やプログラミングなどの知識がある前提で講義を進める研修もあります。
そのような研修を受講する場合、当然、これらの知識を身に着けていなければなりません。
具体的には、以下の知識が必要です。
- 微分:
基本的な微分の計算ができる程度 - 線形代数:
特異値の計算ができる程度 - 統計:
確率分布やベイズの定理がわかる程度 - 情報理論:
情報量の計算ができる程度 - プログラミング:
Pythonの基本操作ができ、NumPyやPandasなどのライブラリを使える程度
勿論、研修によって事情はやや異なりますが、大学レベルの数学の知識 + α が前提知識として求められます。
数学はともかく情報理論やプログラミングは情報系を専攻していないと触れる機会が無いため、この辺りがネックになりそうです。
知識レベルに合う研修を選ぼう
繰り返しになりますが、受ける研修によって前提知識は異なります。
高校レベルの数学の知識があれば大丈夫な研修もあれば、大学レベルの数学の知識 + α が必要になる研修と様々です。
上記の基礎講座なしの場合で紹介したような知識が既にある方は何も心配いりません。
好きな研修を選ぶのでOKです。
或いは現時点では知識が足りなくてもキャッチアップに自信があれば、上記を参考に頑張るのも良いでしょう。
しかし、自分の知識に不安があるのであれば、基礎からしっかり教えてくれる研修を選ぶことをおすすめします。
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ちなみに研修ごとの基礎講座の有無については過去記事でまとめています。
過去記事のリンクは以下の通りです。
費用が安いE資格研修《10講座》比較表【最安値は10万円以下】
費用が安いE資格の研修をまとめた記事ですが、研修の概要を確認する限り、基本的にどれも質の高い研修ばかりです。
各研修の説明の中で基礎講座の有無についても書きました。
是非、参考にしてみて下さい。