プログラミング初心者向けの練習問題として「アスタリスク(*)を羅列して図形を描画する」というものがあります。
本記事では、アスタリスクで四角形を描画する方法について解説します。
実際にプログラムを作成してみる
早速ですが、実際にプログラムを作成していきます。
プログラム作成の手順
プログラム作成の手順は以下の通りです。
- 描画する四角形の幅width、高さheightを入力させる
- widthの値と同じ個数のアスタリスクと改行コードを表示する
- 2の手順をheightの値と同じ回数繰り返す
実装例
上記の手順に従ってプログラムを作成します。使用する言語はPythonです。
if __name__ == '__main__':
print('四角形の幅を指定して下さい:')
width = int(input())
print('四角形の高さを指定して下さい:')
height = int(input())
figure = ''
for h in range(height):
for w in range(width):
figure += '*'
figure += '\n'
print(figure)
このプログラムを実行すると以下の出力結果が得られます。
四角形の幅を指定して下さい: 5 四角形の高さを指定して下さい: 4 ***** ***** ***** *****
応用:ひし形の描画
上記では正方形、又は長方形を描画するプログラムについて紹介しましたが、そのやり方を少し工夫すればひし形を描画することも可能です。
ここでは、その方法について説明します。
プログラム作成の手順
プログラム作成の手順は以下の通りです。
- 描画するひし形の幅width、高さheightを入力させる
- スペース + アスタリスク(widthと同じ個数)を表示する
- スペースの個数を変えながら2をheightの値だけ繰り返す
実装例 その1
上記の手順に従ってプログラムを作成します。
if __name__ == '__main__':
print('四角形の幅を指定して下さい:')
width = int(input())
print('四角形の高さを指定して下さい:')
height = int(input())
space = height - 1
figure = ''
for h in range(height):
for s in range(space):
figure += ' '
for w in range(width):
figure += '*'
figure += '\n'
space -=1
print(figure)
このプログラムを実行すると以下の出力結果が得られます。
四角形の幅を指定して下さい: 5 四角形の高さを指定して下さい: 4 ***** ***** ***** *****
実装例 その2
上記の手順に従ってプログラムを作成します。
if __name__ == '__main__':
print('四角形の幅を指定して下さい:')
width = int(input())
print('四角形の高さを指定して下さい:')
height = int(input())
space = 0
figure = ''
for h in range(height):
for s in range(space):
figure += ' '
for w in range(width):
figure += '*'
figure += '\n'
space +=1
print(figure)
このプログラムを実行すると以下の出力結果が得られます。
四角形の幅を指定して下さい: 5 四角形の高さを指定して下さい: 4 ***** ***** ***** *****