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【 解説 】大学生の僕が45日で基本情報技術者試験に合格した勉強法【 広告・PR 】


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2017年の春、当時大学3年生の僕は基本情報技術者試験に合格しました。

試験は4月半ばに実施されましたが、僕が試験の勉強を始めたのは大学の春休みが始まる3月に入ってからでした。大体1ヶ月半の勉強で試験に合格した形です。

短期間で結果を出せたということは僕のやり方は概ね正しかったと考えています。

今回は試験合格のために僕がしていた勉強の方法について紹介するので、これから基本情報技術者試験を受験しようと考えている人は是非、参考にしてみて下さい。

「基本情報技術者試験」とは?

まずは簡単に「基本情報技術者試験」とは何かについて説明します。

ITエンジニア向けの国家資格

基本情報技術者試験は主にITエンジニアを対象とした国家資格の一つです。

情報処理推進機構(通称:IPA)が開催する情報処理技術者試験の中では最も位置づけが低く、ITエンジニアの登竜門的な資格として知られています。

情報系の学生やIT企業で働く若手社員などが受験者のボリュームゾーンです。

全部で2回の試験を実施

基本情報技術者試験には午前試験と午後試験の2つがあり、両方の試験に合格することで資格取得となります。

  • 午前試験:
    試験時間150分。小問が80問。
  • 午後試験:
    試験時間150分。大問が11問、その中から5問を選択して解く。

ちなみに午前試験と午後試験、どちらも正答率60%以上で合格です。

出題範囲が広く、合格率は低い

基本情報技術者試験は名称に「基本」という言葉があることから簡単に取得できる資格と勘違いされがちですが、決してそのようなことはありません。

現行の試験制度となって以降、合格率は20~30%を推移しており、不合格になる受験者の方が多いのが現状です。その原因の一つに出題範囲の広さが挙げられます。

  • コンピュータサイエンス
  • ソフトウェア・ハードウェア
  • データベース・ネットワーク・セキュリティ
  • システムの開発・運用
  • プロジェクトマネジメント
  • システム監査
  • 経営

上記は基本情報技術者試験の出題範囲の一部です。ここで書くには項目が多すぎるため省略していますが、実際の試験ではもっと広範囲の知識が求められます。

合格するにはそれなりに労力を投入して勉強に取り組む必要があるのです。

試験勉強としてやるべきことは?

基本情報技術者試験の勉強についてですが、合格に向けてやるべきことは以下の3つです。

  1. 基礎知識の習得(20%)
  2. 午前試験の練習(60%)
  3. 午後試験の練習(20%)

具体的な手段なども含めて順番に説明していきます。

その1:基礎知識の習得

まずは参考書を読んで試験に必要な知識を身に付けましょう。

ITの用語はその意味や概念が難解な場合が多いため、図やイラストが豊富な参考書を選ぶことをお勧めします。ちなみに僕は試験勉強中、以下の参考書(改訂前)を使用していました。

参考書を読む際の注意点なのですが、「完璧に覚えようとはせず、一通りを流し読む」ことを心掛けて下さい。

知識があることと問題が解けることはイコールではありません。ここにはあまり時間をかけず、ある程度知識を得たら次に移行して下さい。勉強時間は全体の20%程で大丈夫です。

その2:午前試験の練習

参考書に一通り目を通したら次は午前試験の練習をします。

午前試験で出題されるような問題を何度も解く訳ですが、そのために問題集を買う必要はないです。基本情報技術者試験ドットコムというサイトで過去問に取り組むことができます。

>>基本情報技術者試験ドットコム 過去問道場(午前)

練習の仕方としては、ひたすら以下の手順の繰り返しです。

  1. 80~100問(本番と同程度)を解く
  2. 間違えた分野の復習をする

ここでは「常に80%以上の正答率を達成できるようになる」ことを目標に取り組みましょう。

本番の合格ラインは正答率60%以上であるため、目標が達成できれば合格の確率はかなり高くなるはずです。ここには全勉強時間の60%程度は投入すべきだと思います。

その3:午後試験の練習

最後は午後試験の練習です。

午前試験と同様、何度も問題を解いて練習しましょう。ここでも問題集を買う必要はないので安心して下さい。基本情報技術者試験ドットコムで過去問に取り組むことが可能です。

>>基本情報技術者試験ドットコム 過去問道場(午後 )

練習の仕方は午前試験の場合と同じですが、以下の点に注意しましょう。

  • 11問中5問を選択して解くため、得意分野を集中的に勉強
  • プログラミング問題もあるため、未経験の人は表計算問題を選択

ここでは「大問での出題形式に慣れる」ことを目標に取り組んで下さい。

午前試験と午後試験で必要とされる知識はほぼ変わりません。午前試験の対策が完璧であれば、午後試験もある程度は正解できるため、ここでは出題形式に慣れることを優先しましょう。

目安としては全勉強時間の20%程度を割り当てる意識です。

勉強にはどれくらい時間を掛けるべき?

勉強のやり方がわかっても具体的にどれくらい時間を掛ければ良いか分からなければ不安になる方も多いと思います。

ここでは、試験勉強に必要な時間を説明するので参考にしてみて下さい。

100~200時間が目安

最初に結論を言ってしまいますが、基本情報技術者試験の合格には100~200時間の勉強が必要と言われています。

僕自身、基本情報技術者試験の勉強には約180時間(毎日4時間程度の勉強を45日)を費やしていました。

僕の場合、大学の専攻が情報系なことも影響していると思うので、ITに詳しくない方はこれ以上の勉強時間を想定しておいて下さい。

学習スケジュールの例

ざっくりと全体の勉強時間を定めたら試験までの日数から逆算して1日の勉強時間を把握しておきましょう。

もし180時間程度勉強をするつもりであれば、次のようなパターンが考えられます。

  • 試験まで6ヶ月:毎日1時間の勉強(=180時間)
  • 試験まで3ヶ月:毎日2時間の勉強(=180時間)
  • 試験まで1ヶ月:毎日6時間の勉強(=180時間)

当然ですが、試験までの日数が少ない程1日当たりの勉強時間は多いです。

僕は試験の勉強を始めたのが本番の1ヶ月半前だったため、毎日約4時間は勉強していました。ただ、正直これは結構きついと思います。

短期集中型の勉強が苦手な方は出来るだけ早い時期から勉強を始めておきましょう。