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2017年の1月、僕はITパスポート試験を受験し、合格しました。
試験勉強の期間は年末年始の休みを含めた10日間だけでしたが、やり方を工夫して取り組んだことで短期間での合格を達成できたと思います。
今回は当時の勉強方法について解説するので、これからITパスポート試験を受験するという方は是非、参考にしてみて下さい。
「ITパスポート試験」とは?
まずは簡単に「ITパスポート試験」とは何かについて説明します。
全社会人向けのIT系国家資格
ITパスポート試験はITに関わる全ての社会人を対象とした国家資格です。
これに合格すればITに関する必要最低限の知識を備えていることの証明になるため、仕事の中で少しでもITに関わるのであれば受験が推奨されます。
実際、受験者数の内訳を見ると非エンジニアの方も多く受験しているのが現状です。
CBT形式で毎月実施
ITパスポート試験はCBTというコンピュータ上での受験方法を採用しており、受験者はマウスで選択肢を指定して問題に解答していくことになります。
残念ながらこの試験は自宅のPCで受験することはできません。そのため、各県にいくつかある受験施設のどれかを選び、そこに直接訪れて受験する必要があります。
試験自体はどの施設でも毎月1回は実施されるので、受験のスケジュールは他の資格試験よりも組みやすい方だと思います。
割と合格率は高め
ITパスポート試験の出題範囲は以下の通りです。
- ストラテジ系(経営):35問程度
- マネジメント系(IT管理):20問程度
- テクノロジ系(IT技術):45問程度
上記3分野から合計で100問出題され、すべての分野で正答率30%以上、全体の正答率60%以上を達成できれば試験に合格となります。
これを聞くと試験の難易度は高そうに思われるかもしれませんが、実際はそうでもありません。
合格率は50%程度と高く、国家資格の中では割と合格しやすい部類です。しっかり対策をして臨めば合格の可能性は十分にあります。
試験勉強としてやるべきことは?
ITパスポート試験の勉強についてですが、合格に向けてやるべきことは以下の2つです。
- 基礎知識の習得(20%)
- 練習問題を解く(80%)
具体的な手段なども含めて順番に説明していきます。
その1:基礎知識の習得
まずは参考書を読んで試験に必要な知識を身に付けましょう。
ITの用語はその意味や概念が難解な場合が多いため、図やイラストが豊富な参考書を選ぶことをお勧めします。ちなみに僕は試験勉強中、以下の参考書(改訂前)を使用していました。
参考書を読む際の注意点なのですが、「完璧に覚えようとはせず、一通りを流し読む」ことを心掛けて下さい。
知識があることと問題が解けることはイコールではありません。ここにはあまり時間をかけず、ある程度知識を得たら次に移行して下さい。勉強時間は全体の20%程で大丈夫です。
その2:練習問題を解く
参考書に一通り目を通したら次は実際に問題を解いてみましょう。
ここでは、ITパスポート試験ドットコムというサイトの利用をおすすめします。このサイトではITパスポート試験の過去問が閲覧可能です。問題集を買う必要はないので安心して下さい。
練習の仕方としては、ひたすら以下の手順の繰り返しです。
- 100問(本番と同程度)を解く
- 間違えた分野の復習をする
ここでは「全分野で60%以上の正答率を達成する」ことを目標に取り組みましょう。
前述したように試験の本番ではストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の全てで一定以上の点数を取る必要があります。つまり、ここでは如何に苦手分野を潰すが最も重要です。
何度も過去問を解いて自分がどの分野の問題が苦手なのかを把握し、しっかり対策しましょう。全勉強時間の80%はここに投入すべきだと思います。
勉強にはどれくらい時間を掛けるべき?
勉強のやり方がわかっても具体的にどれくらい時間を掛ければ良いか分からなければ不安になる方も多いと思います。
ここでは、試験勉強に必要な時間を説明するので参考にしてみて下さい。
大体100時間が目安
一般的にITパスポート試験の合格には100時間程度の勉強が必要と言われています。今までITについて勉強したことが全く無いという方はこれくらいの勉強時間を想定しておいて下さい。
逆にITについて勉強したことがある方はこれより少ない勉強時間でも大丈夫です。
僕の場合は大学の専攻が情報系ということもあり、試験の勉強には約50時間(毎日5時間程度の勉強を10日)しか費やしませんでした。
ある程度ITについて知っているという方は短期集中で勉強(連休などを活用)→受験という形もアリだと思います。
学習スケジュールの例
ITパスポート試験に限らず、資格試験に合格するには計画的な学習が必須です。
そのため、最後に参考として学習スケジュールの例を紹介しようと思います。
- 試験まで100日:毎日1時間の勉強(=100時間)
- 試験まで50日:毎日2時間の勉強(=100時間)
- 試験まで10日:毎日10時間の勉強(=100時間)
上記は試験勉強に100時間を費やすと仮定した場合の学習スケジュールの例です。
まとまった勉強時間を確保するのが難しいという場合は毎日1時間の勉強を100日、長期の休みがあるという場合は毎日10時間の勉強を10日というスケジュールがいいと思います。
いずれにせよ、自分にあったペースで勉強に取り組んで下さい。